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string instruments repertoires

幸田 延:2つのヴァイオリン・ソナタ

JPY: 2,200 yen

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編・著者名
池辺晋一郎 校訂・補筆
判型/頁
菊倍判/本文44頁+パート20頁
JAN
4511005061614
ISBN
ISBN978-4-11-338004-4
発売日
2005.08.01

日本の西洋音楽黎明期の明治時代、第一回文部省音楽留学生としてウィーンに学んだ幸田延(1870‐1946)が、留学中の1895年に作曲した『ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調』、およびウィーン音楽院を卒業し、帰国の1897年に発表した『ヴァイオリン・ソナタ ニ短調』の初出版です。

スコアとヴァイオリン・パートのセットとなります。
この2作品は、幸田延がヨーロッパで学んだ西洋音楽の様式にそって日本で最初に書かれた本格的な器楽作品で、日本における西洋音楽史の貴重な資料であるとともに、教育者として優れた功績を残した幸田の音楽性に触れることができる音楽遺産としても大変価値のある楽譜です。作曲者の没後60年目にあたる今年に出版されるこの楽譜により、多くのヴァイオリニストたちに演奏され、広く親しまれることを願います。
なお、作曲家池辺晋一郎氏により編集校訂と未完部分の補筆がなされています。
幸田延・・・・・・作曲家、ピアニスト、ヴァイオリニスト、教育家。旧幕臣の表坊主幸田成延の長女として東京に生まれる。8人兄弟姉妹の兄には、文豪の幸田露伴(成行)および千島列島開拓の探検家 郡司成忠がいる。1895年ヨーロッパ留学帰国後、恩師ディートリヒの後任として東京音楽学校教授に就任。帝国芸術院会員。なお延の妹は、日本のヴァイオリン教育の礎を築いた安藤幸(1878‐1963)である。
〔収録曲〕ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調(全3楽章)/ヴァイオリン・ソナタ ニ短調(単一楽章)

収載曲

ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調

Sonata in E flat Major (for Violin and Piano)

作曲者:
幸田 延
Kohda,Nobu

ヴァイオリン・ソナタ ニ短調

Sonata in D minor (for Violin and Piano)

作曲者:
幸田 延
Kohda,Nobu