2002年度「四人組とその仲間たち」コンサートのための委嘱作品として作曲され、板倉康明と西澤春代のクラリネットにより、同年11月26日、初演されました。一本のクラリネット(単数)が、もうひとつの単数に出会ったとき、自己のバランスが崩れ、変容が起こるという構図を作曲者はイメージしてこの曲を描いたと述べています。
《バイヴァランス》シリーズは、いままで弦楽器による作品のみでしたが、ここで初めて弦以外の楽器が参入することになりました。
演奏所要時間は初演時で11分35秒。
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デジタル版 池辺 晋一郎 バイヴァランスIV 2本のクラリネットのために
JPY: 960 yen
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