「ロプノール」は、かつて秘境の広大な砂漠にあって彷徨うように出現と消滅を繰り返したという幻のごとき湖。エキゾチックな都、楼蘭をも育んだその湖はいまどこにいるのか。荒れつつあるこの星の大地の底を彷徨うのか、あるいはまたそこに生きる人々の精神界の、内奥の秘境の砂漠に潜んでいるのか。ロプノールを希求しその新たな出現を切望する思い、今日を生きる人々の思い、砂漠化してゆく大地の思いを描こうとした作品。
編成:フルート、クラリネット、打楽器×2、ピアノ、ヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
初演:アンサンブル・ノマド、佐藤紀雄(指揮) 2023年2月5日、東京オペラシティ リサイタルホール
演奏所要時間:約17分
パート譜はレンタル扱い
デジタル版 西村 朗:ロプノール(彷徨える湖) 10奏者のための
JPY: 2,800 yen
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