スメタナ ピアノ作品集 第1巻

スメタナのピアノの名曲や傑作が網羅されたピアノ作品集、全2巻シリーズの第1巻です。
スメタナと言えば、不滅の成果をあげたあの交響詩《モルダウ（ヴルタヴァ）》を思い浮かべますが、初期の頃のスメタナはショパン弾きのピアニストとして知られていたほどの名手で、彼にとってピアノは全生涯を通してもっとも重要な楽器でした。
したがって、スメタナのピアノ作品にはピアニストと作曲家双方の立場で彼独自の典型的な書法によって書かれた傑作が多く残されています。
この楽譜はチェコに生まれ育った現役のピアニストであるヤン・ホラークの長年の演奏活動と教育者としての経験がフルに生かされた校訂版であり、学習者のために全曲に亘って解説と演奏のアドヴァイスがなされています。
親しみやすいポルカなどチェコの民族舞曲や小品からスメタナの創作の頂点となるピアノ作品まで、全22曲を作曲年代順に配列し、演奏者が作品の創作過程やその背景が汲み取れるよう配慮されています。

[主な特徴]
・緻密な研究による今までにない校訂楽譜。
・作曲年代順に配列。
・各曲の解説と演奏上のアドヴァイス付。
・チェコのピアニストやピアノ教育者たちから伝授された知識を元に校訂・解説
・スメタナのオリジナル版を基に、各校訂版を比較研究された校訂版。
・運指法・ペダリングは、スメタナと校訂者の指示の判別が可能。
[曲目]
「学生生活より」ポルカ／「プルゼンの思い出」ポルカ／「バガテルと即興曲より」1.無邪気、7.愛／ポルカ　変ホ長調／「メロディーの宝箱より」1.前奏曲　2.カプリッチョ／トッカティーナ　変ロ長調「スケッチ　Op.4より」1.前奏曲　2.牧歌　3.思い出／「スケッチ　Op.5より」3.懐かしい風景／「3つのサロン風ポルカ　Op.7」1. 嬰ヘ長調、2.ヘ短調、３.ホ長調／「3つの詩的なポルカ　Op.8より」1.変ホ長調、　2.ト短調／「ポルカの形式によるボヘミアの思い出　Op.12」1.イ短調、 2.ホ短調／「ポルカの形式によるボヘミアの思い出　Op.13」 1.ホ短調、2.変ホ長調／マクベスと魔女たち

収載曲