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全音ピアノライブラリー

早坂文雄:室内のためのピアノ小品集

JPY: 1,800 yen

在庫切れ
編・著者名
佐藤慶次郎 監修 高橋アキ 運指・テンポ指示 中嶋恒雄 楽曲分析
判型/頁
菊倍判/72頁
JAN
4511005102911
ISBN
ISBN978-4-11-168362-8
シリーズ
全音ピアノライブラリー
発売日
2002.09.15

日本映画音楽界の巨匠・早坂文雄のピアノ小品集(全17曲)です。
作曲家・早坂文雄は黒沢 明監督の映画「羅生門」「七人の侍」「生きる」など優れた映画音楽作品を数多く残しその名を知られていますが、純音楽の分野でもワインガルトナー賞受賞の「古代の舞曲」などの管弦楽曲のほか、数多くの作品を残しています。ピアノ作品も多数作曲されていたものの、その多くが作曲者自身によって破棄されてしまっていますが、その中でこの「室内のためのピアノ小品集」は極めて優れたピアノ作品として残されました。
ここに収められた17曲の小品は「ミューズ」第78号の“21世紀に伝えたい20世紀の音楽”の記事でピアニストの高橋アキ氏によって推薦されています。さまざまなキャラクターを持つ各小品は中級程度のテクニックで弾け、弾く者と聴く者の心に自由さを与えてくれます。この小品について作曲者は、作曲ノートの中で『日本的で、短くとも芸術味に富んだ、誰に聴かせるのでもなく弾いて自らが楽しみ、好きなときに好きな曲を弾き、好きなときに止められる、そんな音楽を書いた』と書いています。もちろんステージで弾く芸術的作品であると同時に、私たちに自由さを与えてくれる音楽で、決して構えて弾いたり聴いたりする音楽ではありません。
ピアニスト・高橋アキ氏による運指とテンポ指示や作曲者直々の弟子である佐藤 慶次郎氏による解説、そして中嶋恒雄氏による画期的な音組織の分析と発想記号の解説が付けられており、使いやすい内容に編集されています。ピアノ愛好者や学習者の方々には必携の一冊としてお薦めします。

収載曲

作曲者:
早坂文雄
Hayasaka,Fumio