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ISE(International Standard Etudes) for Violin

ガヴィニエ:24のエチュード

JPY: 1,500 yen

在庫切れ
判型/頁
菊倍判/56頁
JAN
4511005053107
ISBN
ISBN978-4-11-303021-5
シリーズ
IS(International Standard)シリーズ
発売日
2004.07.15

ISE(International Standard Etudes)は、全世界で最もスタンダードな管・弦楽器のエチュード・シリーズです。

18世紀後半、フランスで大変評判であったヴァイオリン演奏家で作曲家のピエール・ガヴィニエ(1728‐1800)が彼の晩年に書いたエチュードです。現在も主に「ローデのカプリース」の前後、高度なテクニックを習得するためのエチュードとして使われています。今回著者により、従来の版のミスや不備のあった部分をあらため、左手指の課題を楽譜の中でグラフィックに明示して、よりエチュードとして不足のない楽譜作りがされています。
ガヴィニエは、ジャン=マリー・ルクレール亡き後のフランスのヴァイオリン界に活躍し、ヴィオッティが彼を'フランスのタルティーニ'と称したほど、その演奏と作品は高く評価されていました。それは176364年、評判を聞いたモーツァルト一家が彼の演奏会を訪れたほどでした。彼が67歳のときには、創立当時のパリ高等音楽院のヴァイオリン科教授に就任し、熱心な指導と博愛に満ちた人柄は、学生たちから人気を得ました。
作曲家としては、3幕のオペラ『婚約者』が広く人気を得て、他にも交響曲といった大曲や、ヴァイオリンのための10数曲の協奏曲やソナタなどを発表しました。 現在では、この《24のエチュード》が、唯一作曲家として彼の名をとどめているものですが、その豊かな音楽性の中に知り尽くしたヴァイオリンのテクニックを巧みに盛り込んだ一曲一曲は、「クロイツェル」「ローデ」などと共に、エチュードとしてだけでなく、充実したヴァイオリン独奏曲として演奏され得る、このジャンルの重要な作品です。

収載曲

作曲者:
ガヴィニエ,ピエール
Gavinies,Pierre