2004年コーロ・カロス委嘱作品。
萩原朔太郎・詩集『月に吠える』の中の「さびしい情慾」から二篇《愛憐》《恋を恋する人》をテキストとし、それらの詩を戯画と捉え、音楽的な戯画を展開しようと試みて作曲されました。《愛憐》では、ことばの掛け合いや呼び交わしによるダイナミックでリズミカルな曲ですが、《恋を恋する人》では一曲目とは対照的で、静的で響きが空間の中で漂うように構成されています。
打楽器も《愛憐》は木質・膜質系、《恋を恋する人》では金属系のものを使い、対照的な世界を作り出しています。独奏打楽器の太鼓や金属の響きや余韻が、合唱の響きを崩さすに巧みに絡まっていき、緊張と緩和のメリハリがとてもよく表現されています。
収載曲

合唱ライブラリー
鈴木輝昭:情燐戯画
JPY: 1,400 yen
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