本作品は3つの各標題曲に関連した宮城の民謡とわらべ唄を複数素材にして構成されています。
民謡本来の要素を欠くことなく、様々な作曲技法を織り込んであり、体の内側から力が湧き上がるような作品です。3曲目の「斉太郎節考」は、2005年京都で開催された第7回世界合唱シンポジウムの委嘱作品。
[曲目]
1.さんさ時雨考(仙北長持唄、さんさ時雨)、2.わらべ遊戯唄考(正月は、美し鳥コ)雪コンコ、一人でさびし、テレ レッポ)、3.斉太郎節考(遠島甚句、斉太郎節、大漁祝い唄、さいとこ節、銭吹唄、どや節)、全3曲。