「猿楽談義《翁》」2003年6月29日、当間修一指揮、大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団により初演。
西洋の宗教音楽的な響きと日本伝統音楽の響きがひとつに溶け合った旋律に、能の語り口調、笏拍子、神楽鈴を入れ、日本の伝統的な能の世界を、シンプルで明快に表現しています。「世阿弥の『風姿花伝』と謡曲『翁』をテキストとして、風流延年や催馬楽歌謡、尺八楽や聲明などを音楽素材に用い、日本の祈りのかたちと美のこころを表現すべく、私の自由なイマジネーションで描いた音のタブロー(絵)です。」(千原英喜)。 もう一曲の「淀川三十石舟唄」は、船頭が客に自慢の喉を聴かせるために唄った民謡『淀川三十石舟舟唄』による創作曲です。詞の配列や旋律型はオリジナルとは異なっていますが、江戸時代の淀川の景色が思い浮かんでくるはずです。視聴 「猿楽談義<翁>/淀川三十石舟歌」より『淀川三十石舟歌』(大阪コレギウムムジクム)
収載曲
Sarugaku-Dangi〈Okina〉5 Tableaux for mixed chorus 1.Sarugaku-Ennen no Kotowaza
合唱ライブラリー
千原英喜:猿楽談義《翁》・淀川三十石舟歌
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