2007年2月26日、東京混声合唱団委嘱初演。東京混声合唱団が新進気鋭の作曲家に「22世紀への贈り物」というテーマで委嘱。
テキストは作曲者が敬愛する林望の書き下ろしで、5篇の詩から構成されている。嬰ヘ長調から始まり、イ長調、ニ短調等を旋って最後は嬰ヘ長調に回帰します。
第一篇中の「ゆめのような/うつつのような」のくだりは全5篇の詩に一貫しているテーマであり、音楽面でも、この旋律は3曲目と終曲に歌われます。色々な夢を見るように、各曲の曲想も様々ですが、柔らかい旋律が膨らんだり縮んだりと、夢が呼吸しているような自然な旋律は歌い手も聴き手も夢をみているような心地よさを感じます。
【曲目】1.朝あけに、2.川沿いの道にて、3.歩いて、4.夢の意味、5.夢の名残、全5曲。
収載曲
合唱ライブラリー
上田真樹:混声合唱とピアノのための組曲 「夢の意味」
JPY: 1,800 yen
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