「ラプソディー・イン・チカマツ」は2003年大久保混声合唱団委嘱初演。
テキストは浄瑠璃・歌舞伎作家である近松門左衛門の『辞世文』および『曾根崎心中』をはじめとする世話浄瑠璃からの詞文をちりばめて、原作とは異なる架空のドラマを作曲者自らが設定したものです。 作品は、とてもユニークで、ハヤシコトバやカケコトバ、セリフ廻し等の日本特質の表現と西欧音楽の響きが激しく交差し、紙芝居が一枚一枚めくられていくように音の絵がパッと変わり、絶妙な音空間が現出します。「声の浄瑠璃万華鏡世界」を展開させる粋な作品です。演奏所要時間:約15分──[壱の段]6分、[貳の段]9分(短縮可)。難易度:中級~級。「南京玉簾」は「アさて、アさて、アさてさてさてさて…」でお馴染みの歌詞におけさ風のメロディーを付し、賑やかに歌い上げていく軽快で乗りの良い作品です。チャンチキや太鼓などの楽器を使うのも良いでしょう。演奏所要時間:約3分。難易度:初級~級。全3曲。
視聴 『II.貳の段』(大阪コレギウムムジクム収載曲
混声合唱のための ラプソディ・イン・チカマツ「近松門左衛門狂想」1.壱の段
Rhapsody in CHIKAMTSU
合唱ライブラリー
千原英喜:ラプソディー・イン・チカマツ[近松門左衛門狂想]/南京玉簾
JPY: 1,900 yen
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